IPython を設定してみた
IPython が Python 3.1 以降に対応していたのでインストールと設定をしてみた.
やったのは
- インストール.
- プロンプトの設定.
- ipython 起動時に実行されるスクリプトの設定.
インストール
IPython は pip でインストールした.
% pip-3.2 install ipython % pip-3.2 install readline
readline を入れていなかったせいでプロンプトが崩れていたので readline を追加でインストールした.
Windows の場合は readline ではなくて pyreadline をインストールするみたい.
IPython の設定 - profile の作成
IPython の設定は profile という形でディレクトリ単位で管理されてる.
コマンドで profile を作ることができるので,とりあえずコマンドで作る.
% ipython3 profile create
とやると ~/.config/ipython/profile_default/
が作られる.
この場所が気に入らない場合は ~/.ipython/profile_default/
であれば特別な設定をしなくても読み込まれる.
IPython の設定 - プロンプトの設定
IPython のプロンプトは profile のディレクトリにある ipython_config.py に記述できた.
肝心のプロンプトの設定はこんな感じ.以外にも改行が使えてハッピー.
# Input prompt. '\#' will be transformed to the prompt number c.PromptManager.in_template = '{color.LightBlue}\\w\n{color.LightCyan}>>> '
一行目にカレント ワーキング ディレクトリのフルパス,二行目に ">>> " を表示するようにした.
バックスラッシュのあとに文字を指定するとその文字に従った内容に展開される.
IPython のドキュメントには書いてないっぽいので色々と試してみた.
だいたいこんな感じ.ドキュメントには載ってないので変更されるかもしれないから注意してね.
\h
- hostname -s の結果
\H
- hostname の結果
\t
- 時間
\u
- ユーザー名
\w
- カレント ワーキング ディレクトリのフルパス
\W
- カレント ワーキング ディレクトリのディレクトリ名
IPython の設定 - スタートアップ スクリプト
Python Shell で言うところの ${PYTHONSTARTUP}.
IPython では profile のディレクトリにある startup ディレクトリに .py か .ipy ファイルを置くと読み込まれる.
今のところよく使うモジュールがインポートされてれば十分なので import しか書いてない.
import sys import os import io import itertools import functools import re
おわりに
IPython の設定ファイルの形式が変わったらしいけど,新しい方式について書かれた記事が少なかったのでまとめてみた.
実際の内容は github にあるのでそちらを見てください.